BIM構造鉄骨詳細設計はBIM鉄筋詳細設計の内容と似ています。ここでは、いくつかの異なる点についてご紹介します:
手順
土木・構造鉄骨のエンジニアリングとディテーリングに関するフルサービスの一環として、弊社は以下のワークフローで「構造物鋼材のワークショップモデリングと図面作成」のサービスも提供しています。クライアントから受領した入力データは、すべての鉄骨部材含む基本的なエンジニアリングに活用します。それを基に、接続計算、3Dモデルでの詳細モデリング、ワークショップデザインパッケージ(WDS)の発行、架設図面の作成を含む4つのステップを進めていきます。各ステップはQA/QC部門によって管理され、最終的にクライアントに提出し承認を受けます。
ステップ1 接続計算:
このステップで使用する主なソフトウェアはLimconとRAM Connectionです。このステップにおける出力は、ボルトの数、直径、配置、溶接パラメータなどの接続の詳細を示すスケッチです。
クライアントから接続計算資料も提供いただくことで、ステップ1が省略される場合もあります。
ステップ2 モデリング:
前ページで説明したように、すべての詳細は3D Tekla Structuresモデルで確認できます。
ステップ3 ワークショップ・デザイン・パッケージ(WDS)の発行:
製作(ファブリケーション)に必要な書類はすべて3Dモデルから作成されます: 組立図、単品図面、材料リスト(発注・製作用)、NCファイル。
ステップ4 組立図の発行:
この組立図面も3Dモデルから作成されますが、製作後に架設作業が行われるため、WDSとは作成時期が異なります。
自動化
3D/BIM手法の利点を生かし、接続の詳細を含む3Dモデルを自動的に構築し、図面生成ができる多くのツールを適用しています。これにより、エンジニアリングの効率が向上し、高品質な製品を短期間で完成させることができます。